FIT2020 online(金融国際情報技術展)」出展のお知らせ
こんにちは。開発チームの氏弘です。
Deep Percept及びグループ会社のシンプレクスは、10月8日(木)~9日(金)にオンライン開催される日本金融通信社主催の「FIT2020 online(金融国際情報技術展)」に、ゴールドスポンサーとして出展します。
先日、オンラインセミナーで配信するための動画撮影を自社会議室で行いました。
今回のブログでは「FIT2020 online(金融国際情報技術展)」に先駆けてセミナーの概要をレポートします。
オンラインセミナープログラムの紹介
以下、3プログラムのセミナーを実施します。
- 次世代保険システム ~「マイクロサービス」導入事例のご紹介~
- 「DX革新」システム基盤の概念を超えたビジネスを加速させる新しいクラウドサービス
- 金融DX with AI ~AIを活用した金融機関における真のDXとは~
※本セミナーは金融機関限定セミナーです。セミナーへの参加は登録制ですのでご興味がある方は、事前にご登録をお願いします。
次世代保険システム ~「マイクロサービス」導入事例のご紹介~(E-02)
日程
10月8日(木) 11:20 – 12:10
発表者
シンプレクス 市野真朗
事前登録用のリンク
https://fit.nikkin.co.jp/seminar/1/2431
内容
「After or/with コロナ」情勢の下、今まで以上にデジタル変革が求められている保険業界において、拡張性や柔軟性に乏しい既存のレガシーシステムの運用が、スピード・複雑性を増す市場で生き残るための大きな足かせとなっています。昨今、こうしたレガシーシステムの課題を解決してデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する手法として、「マイクロサービス」が注目されています。
本セミナーでは、マイクロサービスが注目を集めている背景とともに、保険業界におけるマイクロサービスの導入事例をご紹介いたします。
ここでは「ルールエンジン」「数理計算エンジン」など、これまで保険会社で取り組まれてきたサービスに加え、「eKYC」「AI-OCR」など、AIによるマイクロサービス導入の新しい潮流についてのご紹介や、マイクロサービスを活用するための「クラウド」「DevOps」などについても取り上げています。
マイクロサービスによる保険システムの全体構成例
さらに、保険業務に対して迅速にDXを実現するアーキテクチャーを備え、機能単位でのマイクロサービス提供を実現する、シンプレクスの「次世代保険システム」についてもご紹介いたします。
ここでは「エントリーレスの申込」や「フルオートメーション保険サービス」など、AIを中心としたマイクロサービスの組合せにより、保険会社が提供するサービスがどのように高度化・効率化していくか、その可能性についてご紹介します。
エントリーレスの申込例
マイクロサービスを組み合わせることで写真撮影とタップのみで、犯収法に基づく本人確認と健康診断書扱いを満たした申込が可能になります。
フルオートメーション保険サービス例
申込、請求受付から査定まで、AIを中心としたマイクロサービスを組み合わせてフルオートメーション化、迅速で質が高く、コストが最適化された保険サービスが可能になります。
保険会社はもちろん、金融業界全般に広く適用可能な内容になっておりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
「DX革新」システム基盤の概念を超えたビジネスを加速させる新しいクラウドサービス(E-07)
日程
10月9日(金) 10:00 – 10:50
発表者
シンプレクス 峯嶋宏行
事前登録用のリンク
https://fit.nikkin.co.jp/seminar/1/2430
内容
シンプレクスでは、かねてより様々な金融業務でクラウドサービスを積極的に活用することにより、金融機関の皆様と共にDXを推進してきました。
本セミナーでは、金融機関がDXを推進する上で、クラウドサービスが昨今どのように位置づけられているのかについて、クラウド活用の代表的な取り組みや、クラウドサービスの最新動向などを交えながら、シンプレクスの視点からご紹介します。
また、システム基盤の概念を超えたビジネスを加速させる新しいクラウドサービスとしてシンプレクスが新たに提供を開始したサービスについて、コンセプトや特徴をご紹介しています。
サービス内容
金融DX with AI ~AIを活用した金融機関における真のDXとは~(E-08)
日程
10月9日(金) 11:20 – 12:10
発表者
Deep Percept 上村崇
東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学研究センター 教授 松原仁
事前登録用のリンク
https://fit.nikkin.co.jp/seminar/1/2432
内容
Deep PerceptはシンプレクスグループでAIソリューションを専門にご提供する子会社として2019年4月に発足しました。本セミナーでは、Deep Percept取締役社長の上村崇と、東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学センターの松原仁教授の対談を「金融DX with AI ~AIを活用した金融機関における真のDXとは~」と題して行います。
松原仁教授は1980年代から国内のAI研究の先頭を走ってこられ、人工知能学会の前会長として、日本の人工知能研究の発展に寄与されました。
本対談では、松原教授に第三次人工知能ブームの背景となった技術的ブレイクスルーはどのようなものなのか、また現在のAI技術のレベルや具体的な事例、今後の展望をヒアリングしながら、金融機関におけるDXがAIの発展によってどのように進展していくのかをディスカッションします。
企業活動におけるAI活用領域
犯罪収益移転防止法の改正に伴って様々な金融機関で導入が進んだオンライン本人確認技術(eKYC)とディープラーニングの関係や、FATFによる第4次対日相互審査を睨んだAML/CFT対応とセキュリティ技術の現在、機関投資家と金融機関のコミュニケーションにおけるDXの方向性など、金融機関における具体的な課題をビジネス視点、技術視点の双方から紐解いていきます。
おわりに
今回のセミナーでは、金融機関の皆様に向けて、シンプレクスグループの保険システム、クラウドサービス、DXへのAI活用についてご紹介します。
「FIT2020 online(金融国際情報技術展)」のテーマは、「ニューノーマル~変化への適応に向けて~」です。今後はこれまでと異なる厳しい環境の中、様々なビジネス課題を解決していくことが求められます。シンプレクスグループのセミナーが、課題解決のヒントに繋がることを期待しています。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
この記事の投稿者
氏弘 一也(うじひろ かずや)
エンジニアです。マルチモーダルデータを扱った学習に興味があります。
機械学習の社会実装に向けて日々開発に取り組んでいます。
開発で得られた知見をブログで紹介していきます。