Deep Percept

NEWS

19.05.07

DMM.com証券向け「eKYCプラットフォーム」の導入決定

~改正された犯収法施行規則に基づき本人確認業務のWEB完結化を実現~
~Deep Learningを活用した顔認証、AI-OCR技術をDeep Perceptから提供~

株式会社DMM.com証券(本社:東京都中央区、代表取締役:谷川龍二、以下:DMM.com証券)の口座開設時の本人確認業務において、本人確認プラットフォーム「Deep Percept for eKYC(ディープパーセプト・フォー・イーケイワイシー)」が採用されたことをお知らせします。

導入背景

金融機関の口座開設にあたり実施される顧客の本人確認業務について、従来の"顧客による本人確認書類の写しの送付+転送不要郵便の授受"という方法に加え、新たに、オンラインによる本人確認の完結する方法 (eKYC<e-Know Your Customer>)を選択することが可能となりました。*1

DMM.com証券では、さらなる顧客満足度の向上と業務効率化を目的として、eKYCの導入を決定しました。導入にあたり、シンプレクスがDMM.com証券に提供しているFXディーリングシステムや、競走用馬ファンド管理システムにおけるシステム開発やその運用実績、およびDeep Perceptの技術力が評価され、本人確認プラットフォーム「Deep Percept for eKYC」が採用されました。

特徴

「Deep Percept for eKYC」の主な特長は以下の通りです。

(1)AI技術のシステム適用(Deep Learningを活用した顔認証、AI-OCRを利用した情報の照合)
AI技術を用いることで、本人確認書類の顔写真と本人の画像データとの照合や、AI-OCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)による本人確認書類情報の読み取り、および顧客エントリー情報との照合を実現します。また、Deep Learningにより継続的な読み取り精度の向上が見込めます。

(2)顧客の離脱を防ぐWEBブラウザでの機能提供
顧客の利便性向上や、口座開設フローでの離脱を防ぐため、WEBブラウザでの本人確認機能を提供します。

「Deep Percept for eKYC」の活用方法について

「Deep Percept for eKYC」の技術は、口座開設のみに活用されるものではなく、FATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会)より金融業界に求められている適切な低減措置、いわゆるリスクベースアプローチにも適用可能です。

シンプレクスグループは「Deep Percept for eKYC」を活用し、法令・規制等への対応やBPRコンサルティングなどのサービスを提供します。また、金融機関に加えて、様々な業界における本人確認業務の効率化に貢献してまいります。

*1 犯罪収益移転防止法施行規則の 「顧客等の本人特定事項の確認方法」に関する規定により、本人確認書類の厚み確認のみ目検確認を実施
https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20181130/03.pdf

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